詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
屋上で 詩集を読みつつ 聞いていた 音楽室から こぼれるピアノ
29
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灰色猫
二度とない 流星群の 夜だから 世界が願いで あふれてしまうよ
39
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灰色猫
美しい 言葉を生みだす 春色の ルージュをひとつ 僕にください
40
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ゆりこ
お別れにからだの大きな子が泣いていちばん小さな子が堪えてる
7
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海恵ふきる
せつなくて時計の針を揚げましたいまもお腹でちくたくいいます
8
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海恵ふきる
「重力に負けてますよ」と頭垂れ寝る生徒起こす物理のムラヤマ
21
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海恵ふきる
やわらかな桜の木漏れ日掌に受け鳩もまばたきすることを知る
6
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ながさき
祈るべし、 祈ることから 始めよう 社会の平和 皆の無事故を
26
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つつむ
靴履くとヨモギを摘んだ日と同じ風がおはよう言いに来ていた
3
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林林
修理不能ピンチハンガー裏側に「五年間ありがとう」と書く朝
21
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林林
お墓にて仏花に添えて庭に咲く雪柳ひと枝 父から母へ
22
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詠み人知らず
人間は平等という幻想に 気づいたときが 岐路その一だろう
18
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リクシアナ
二巡目も並んで買った洋菓子に合わせて点てた泡立つ緑
15
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リクシアナ
ストーンを的へと送る熱戦にアップに耐える美女選りすぐり
11
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コーヤ
あちこちで染井吉野の笑み増えて日本列島花でうずまる
12
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コーヤ
土筆の子土を持ち上げ見渡せば皆の頭もそら見上げてた
18
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もなca
思ひ出に呼びとめられるどこからか沈丁花にほふ黄昏時は
12
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沙久
重力でうなだれてるのか?いや、違うスマホを見る 集団ベントネック
7
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詠み人知らず
景色飛ぶ朝ののぞみの指定席 シャツに残った 昨夜の余韻
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リクシアナ
水面には日ごとに増える白鳥の泡沫を抱く藍の優しさ
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