へし切のお気に入りの歌一覧
あまおう
「今、電話出られますか?」と、きみはまず SMSで 着信予告
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大埜真巫子.
引越しで 着せ替え人形 捨てました 子供のわたしを 消すようにして
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大埜真巫子.
目を瞑り 螺旋階段 降りていく 仄かな霧が 足もと つつむ
16
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大埜真巫子.
寂しさは 割った花瓶のようなもの わたしは毎日 それを割ってる
16
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詠みふみ
聞いている必ず皆が聞いている世界に谺す久遠の嘆きを
2
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詠みふみ
花びらのようにひらひらひらひら落ちてゆく人生それも美しかるべき
4
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栞
夏の夜に寝苦しさゆえ目を開けば我に乗り上げ眠る愛猫
8
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栞
止まらない涙を含んだくしゃくしゃのティッシュをおもちゃに駆け回る猫
9
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みやこうまし
台風は暴れ廻って破壊して 最後は消える邪鬼の乱心
17
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みやこうまし
落差ます夏の日陰の目にしみて大き木群の暗きに潜る
18
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詠み人知らず
中之島、浮浪の醜女も父母に 祝福されて生まれたろうに
10
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つゆくさ
笑ったり悩み迷って落ち込んで 答えはでない日々繰り返す
7
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つゆくさ
咳がでて 寝ぼけまなこで肌布団かぶりまた寝るお盆もうじき
5
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紹益
愛人と 時の流れに 身をまかせ つぐないすれど 別れの予感
12
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灰色猫
ばらまいた 拍手で集めた 得票を 眺めて悦に 浸る愚かさ
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水ノ衣
花柄のテーブルクロスにカーテンに妻は未だに少女と感ず
15
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秋日好
篝火の消ゆる朝は燐光の夕まで闇をいかに過ごさむ
5
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秋日好
深夜なら青き燐光浴びながら舞い踊れるや鬼の笛にて
6
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秋日好
文を読み楽を奏でる秋陽この姿を捜す口寄せの里
5
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速魚
みずから紡ぐいつわりの思い出に絡め取られて叔母 狐憑く
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