詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
千映
今朝の雪誰かがきっと小麦粉を深夜にそっと振りかけたよに
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まあさ
曾祖母になったばかりの媼への焼香終えて見上げた夜空
20
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絮谷新
邯鄲の夢より醒むる昼つ方廻る時の葉脈は透けて
18
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滝川昌之
このレジが一番早く進むわと 見極める妻カート押す俺
13
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果禾緒
息をとめ夜の深みへ潜りゆく 人魚になれぬ足を抱えて
10
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inosann
溜まる歯石胆石耳石腎石に宝石という例外のあり
12
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新座の迷い人
我が命 何時かは果てる 惑いつつ 頼れる者は 誰もなしかな
12
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絮谷新
理髪屋の窓にマネキン並べられ翳らふ玻璃に浮かぶ撫子
16
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西村 由佳里
とつとつとみそひともじを詠みながらどきどきどきと時を見つめる
12
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まあさ
去年睦月尽日集中治療室 夫のひとこと 我が胸を突く
18
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inosann
おだてられ高まる思いとうらはらに分をわきまえよと己に聞かす
19
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南美帆
和やかに雛人形をばあちゃんと飾る娘よ春を待ちましょ
15
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桐生賄
友からの メールとうたに 励まされ 私は私で 良かった思う
20
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南美帆
旅に出る人を見送る職場にて自由の国の鎖国化を聞く
14
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南美帆
春からは未来へ向かい歩き出す息子の靴は母よりデカい
16
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葱りんと
ポタポタと ツララの先から その雫 春待ち指折る カウントダウン
25
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南美帆
満たされたお腹も心で笑ってる冬の我が家は暖かさ満ち
12
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石川順一
鋤焼の残りで草餅食べて居る善哉としても草餅食べる
15
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南美帆
炊きたてのごはん大盛りよそったら笑う君こそ幸せそうね
15
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己利善慮鬼
一月の光は冴えて限り無し遍く照らす人の世の陰
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