風花のお気に入りの歌一覧
美緒
親のもと離れて暮らしふと気づく愛で見守り愛で縛られ
17
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秋日好
寝室の天井からと降らせましょあなたを包む紅い花びら
12
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秋日好
赤薔薇の スーパーフロアに山積みのバレンタインの名残のセール
9
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秋日好
どう思う?海は広いか大きいかおひさま沈めりゃ蒸発するぞ
9
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悠々
立ち枯れの葱と私と、原子爐と 棄てられし身の、春はいづこぞ
17
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己利善慮鬼
温もりの消えた炬燵に我一人家族団欒未だ夢を見る
6
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へし切
紫のにほへる人の面影を 忍びて恋ふる 老いてぞ恋ふる
14
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富鴨
くだらなきひとつひとつを惜しむべき心の中で風化する君
17
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矢車菊
夢でしか逢えないうちに永遠の恋人として君は美化され
12
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矢車菊
さよなら、と告げるかわりにきみはただ もう春だね、と言ったのですか
14
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詠み人知らず
門前で君の笑顔を切り取った 開くことない アルバムのなか
14
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悠々
春寒き、日に花茣蓙を敷きのべて、 桜待つかな亡母(はは)を待つかな
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亜貴
取り込んだ洗濯物もそのままで 全体重はソファに沈む
7
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多良ラッタ
数歩先、数十歩先に楽しみを 百歩千歩では遠すぎて
1
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詠み人知らず
「親友」の語感に何か引っかかる ともだち全部 たいせつだから
13
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十薬
雨垂れに打たれて落ちし山椿名殘の雪に紅を散らさん
3
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詠み人知らず
夕闇に涙の海が満ちたなら月を浮かべて愛をささやく
16
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恣翁
書き終へし辞表に 溜息一つ吐き 冷めし番茶をぐいと飲み干す
21
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悠々
わが病める、腕に針をば突き立てて 笑む手弱女は檢査技師なり
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悠々
あかねさす、むらさき野ゆき、標野ゆき野守は見づや、きみが袖ふる
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