時計台のお気に入りの歌一覧
茂作
閉ぢられた本の栞が氣にかかる 君の心の知らない頁
10
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滝川昌之
レシートを残りわずかと縁取るは花の命のごと桜色
12
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ななかまど
地に染みる弥生の雨の降る夜半に山から田へと神は降りくる
15
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へし切
まぼろしで 構わないから恋し君 いま一度に 春の陽炎
10
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茂作
初音聞く今日の喜び半ばなり あと幾たびか春に逢ふべき
11
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KEN
朝の影 事無しびかな それぞれに 昔の春を 思ふ夜を越え
7
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ななかまど
大地震にあの日のことを思いおりスノードロップの花咲きはじむ
10
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へし切
退屈な日々の暮らしも 無事なれば 是、幸いとひとり語らふ
11
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滝川昌之
川沿いに屋台が出れば夜桜は小さな町の短き春に
12
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茂作
眠る人知らぬ孫らが水掛ける 春のひかりの奧城所
14
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矢車菊
シャボン玉 卒業の朝旅立ったぼくら光の子どもであった
10
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横井 信
咲き誇る花を受けとる街頭の春の乙女のやわらかな笑み
9
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ながさき
食糧の 供給網を 爆撃し 病院占拠 人質にとる
10
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滝川昌之
嫌い 好き 白梅散らし占えばペアのメジロの恋の行方は
12
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ななかまど
古希ちかき老眼の目のプーチンに視えているはず尊き命
7
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へし切
信じたい 武器より言葉が強いこと 平和を願う 世界の声を
11
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桜田 武
今世紀最も非道な露のプよ世が怒っている温厚な俺も
6
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桜田 武
鬼籍に入りし同期より言われそう「生き残るには苦伴うはず」
7
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桜田 武
世に遅れじとスマホ手に励む日々太き指も慣れ今は相棒
6
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茂作
初蝶の舞ひ來て春を喜びぬ 明日を種まく節と定める
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