澄舟のお気に入りの歌一覧
鍬乃呑
少年のようと言われて照れている俺よそいつは悪い意味でだ
5
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詠み人知らず
冴え渡る淀みなき空しんしんと孤高に照らす寒の滿月
22
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リクシアナ
窓越しの冬のお陽さま追いかけて猫は夢みるマルタの空を
20
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睦月くらげ
ともかくも林檎の夏は忙しい「飴にならなきゃ」「パイにならなきゃ」
8
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睦月くらげ
平凡を少し素敵にしてくれる薄桃色のニットの帽子
11
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滝川昌之
体育館 卒業式のリハーサル ふざけたあとで不意に寂しい
7
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吉野 鮎
裏富士の武骨の貌迫りくる宿に不毛のひと夜すぎゆく
4
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万陽
燃えるごみ片手に出勤する君の背中で知った 今日は火曜日
12
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万陽
「本当は手伝いたかった」吾娘の言ふ足元に散る 器のかけら
14
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秋日好
クリスマス・プレゼント箱手を入れて赤いきつねを取り出し食べた
17
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なかしぃ卿
油引く玉子焼き器に流し込む黄色き声に振り向きぬ朝
3
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なかしぃ卿
味噌醤油貸し借りできるこ近所は絶滅危惧種既に絶えたり
10
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川島さかな
メルセデス・ベンツのように切り分けてお好み焼きをひっくり返す
5
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リクシアナ
ため息も氷の文字をむすぶ朝白い憂鬱がさらさら落ちる
27
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千葉 甫
今日もほぼ同じ時間にマンションの高い窓の灯短く点る
6
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千映
久し振り母の指先マニュキアし笑顔「五歳は若くなったね」
16
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秋日好
お鏡の上にあるのが似合うよな蜜柑を君が食べようとする
19
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詠み人知らず
底なしの寂しさ抱き歩く道木枯らし吹くないま耐えきれぬ
24
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秋日好
お互いにできないことが増えて行く片付け方も変えていかねば
25
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秋日好
「湯上りは日本人ぽい」と君笑う「好きな癖に」と笑い返した
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