灰色猫のお気に入りの歌一覧
只野ハル
そんな不吉な設定は嫌だなと言いたげに彼岸花が咲く
21
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鹿目ゆい
生きてやるきみがはじめて包丁で僕を刺すまでただ生きてやる
3
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鹿目ゆい
逃げろ!飛べ!我が物顔でやってくる明日に脳髄喰われる前に!
6
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夕星(ゆうずつ)
漬けたるや青菜漬けの香り立ち家中廣ごり心潤す
7
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橙田千尋
靴先の濡れた部分を白線へ秋雨はゴドーを待ちながら
5
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美津村
配膳棚に並ぶ患者食いづれにも季節はずれのイチゴがありぬ
9
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美津村
飲み残しし薬包ふたつ編みかけの毛糸とコタツの上に置かれゐき
12
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美津村
入院して母の居なくなりし部屋鉢の小菊が咲き揃ひたり
12
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美津村
木枯しに冷えくる夜更け入院を決めたる母の目醒めゐるらし
11
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桜枝巧
ネクタイを締める日曜八時半魔法少女が僕を見ている
7
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新座の迷い人
人は皆 別れは有る物 悲しきに 最愛の人に 見送られ逝き
13
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みなま
きゃーってなるきゃーってなるなこれ見たら 供養済んだら貸し出しなんてな
9
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詠み人知らず
死人花と呼ばれし不吉さを知ってか知らずか彼岸花咲く
19
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片井俊二
雨にぬれ涙ながしたこの道も想い出にして秋風の中
8
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ppm
家中でコオロギの鳴く風流を妻は解せず悲鳴上ぐなり
4
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あふひ*・○・*
生まれ来たやや抱き富士の高嶺より見渡す雲海隙間には鷹
18
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リクシアナ
朝冷えの彼岸詣の地蔵尊花野にあがる霧の緞帳
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コーヤ
古のうたの潜む心に触れゆけば今も変わらぬ温もり覚ゆ
24
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桐生賄
裏庭に ニョキと顔出す キノコ達 松茸なら・・と こっそり処分
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詠み人知らず
休日に仕事に励む喜びよ 日本がオレを 祝ってくれる
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