灰色猫のお気に入りの歌一覧
美津村
鋳残してインゴットに流しゆく鉄が夕暗き工場に光を放つ
6
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美津村
型砂の焼けゐる匂ひ湯玉踏む地下足袋のゴムの焦げゐる匂ひ
7
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美津村
自動化されし鋳造工程にただ一人アルミ製防熱服着て鉄を注ぐ
3
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絮谷新
春の日の復活祭の卵置く彼女の声の届くとこまで
19
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くらら
こわばった 心を優しく 溶かすよに 金木犀が 夜道に香る
22
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橙田千尋
駐が消えた駐車禁止のカラーコーンどこかでうまくやっているはず
4
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cor
なんでそこ?突然ケタケタ笑い出すそういうところがなぜか好きでした
5
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cor
かき氷 きみと一緒に食べたからあつくて冷くて味がわからぬ
5
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新座の迷い人
この里で 聞ゆる物は 寺の鐘 僅かに鳴きし 虫の音淋し
13
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詠み人知らず
稲穂垂れ黄金の海に鷺一羽 薄暮の空を西へと舞いゆく
18
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ながさき
確かなる 人生歩む 羅針盤 探し求めて 鷲棲む山へ
26
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詠み人知らず
尾花剪り秋の風情を活け見れば月の明かりが恋しと撓う
16
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矢車菊
本のようにスマートフォンをひらく朝 詩集のような一日であれ
19
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累アイラ
「また明日」遠くなる背を見送ると貴女の声が何故か恋しく
6
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累アイラ
君よりも早く逝こうと思うけど泣き顔なんて見たくはないの
8
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優器ルミネ
「ウテナ」みたいな王子にも少女にもなりきれずただ城を眺める
3
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優器ルミネ
殺めても殺めてもなお蘇る夢の温もり今も拭えず
5
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ながさき
「栗の実を拾ってきたよ」 妻は言う 妻には妻の 楽しみがある
28
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卯月
丸窓の青い空には白い雲(アクアリウムをたゆたう海月)
6
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西村 由佳里
パタパタパタ空の滴が踊るのさ買ってもらったカッパの上で
8
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