灰色猫のお気に入りの歌一覧
只野ハル
また今宵昨日と同じ田舎道母を夜診の外科に連れ行く
15
もっと見る
詠み人知らず
山路行く車窓に續く蕎麥の花 白さ重なり日にまぶしけり
9
もっと見る
芳立
少年の旅にはあらず老いといふすがたを生くる身とぞなりゆく
11
もっと見る
藍子
秋風にふわりと髪を靡かせて空見上げてる僕のアイドル
4
もっと見る
矢車菊
どちらかを選べと何度言われてもわたしは君を選ぶのだろう
13
もっと見る
コーヤ
坂登り疲れ感じる足元に可憐に笑むる野菊が癒す
19
もっと見る
コーヤ
聞き入りて秋の夜長の楽しみは鈴虫 松虫 コウロギのうた
13
もっと見る
緑里
この雨は誰かの涙だとしても悪気はないし悪くもないし
2
もっと見る
せし
白の部屋消される燈り君の部屋今でも抜けぬ痛みは序章
2
もっと見る
せし
追いかける刹那の閃光打ち出でて胸に留めれば恒久の時
2
もっと見る
鈴木たとえば
死ののちも耳朶やはし花冷えに花しんしんと舞ひつづけたり
6
もっと見る
めだか
ペット屋で十万円の猫を買い野良ネコ多い坂かけのぼる
7
もっと見る
累アイラ
願わくば君に幸があらんこと幸を運べる私であること
5
もっと見る
なかしぃ卿
気がつけばもう真っ暗な秋の空二ヶ月前は明るかったのに
3
もっと見る
なかしぃ卿
すすき野に鳥獣戯画の兎等や蛙などかは騒ぎ立てなむ
3
もっと見る
北上 詩迷
別離とは太陽と月 祖父はただ 有史以前の水泡に帰す
8
もっと見る
恵
淋しさの中に居りてもあの人の短歌でフッって笑顔になれる
19
もっと見る
せし
独り占め貴方の横顏その薫り終点深夜他人との呼吸
3
もっと見る
卯月
たらこ、たらこ、たっぷりたらこ、と歌う子よアクアリウムの水槽の前
5
もっと見る
詠み人知らず
もう一度あなたの笑顏が見たいなと願へど願へど想ひは屆かず
3
もっと見る
[1]
<<
3003
|
3004
|
3005
|
3006
|
3007
|
3008
|
3009
|
3010
|
3011
|
3012
|
3013
>>
[4552]