へし切のお気に入りの歌一覧
ふきのとう
この家の仏具磨くは我ひとり娘二人はいつぞ継ぎゆく
12
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詠み人知らず
寂しいわなんて語れるはづもなし己で決めし境遇なれば
14
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ふきのとう
仏壇のそうじ終えれば亡き義母の遺せし菊は今を盛りに
13
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さとさ
朱に染まり散りぬ言の葉抱きとめた青の流れも止め処なきかな
3
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桜園
退院し料理つくればおいしいといいしかぞくのいてありがたき
17
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あかる
果たされぬままに終わったたわいなき約束は君「またいつかね」と
10
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詠み人知らず
鳥ゆらす枝より落ちる枯葉かなひらりひらりと吾にふりかかる
10
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涼也
鉛筆を転がして出た番号のホームの電車に乗ることはない
5
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つゆくさ
霜月の雨冷たくて 乗り込んだ車内が曇り 上着を羽織る
9
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つゆくさ
寂しいと思う思わぬどちらかは 見方返れば多少和らぐ
9
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つゆくさ
渋滞にならぬところで 我が里は 山ん中抜け 田舎道行く
7
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只野ハル
息が詰まるような狭い世界から出られない夢から醒めてなお
8
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すばる
呼び出したくせになかなか言い出せずバニラアイスも溶けてしまった
15
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円子マルコ
この国じゃ 誰も彼もが 穏健派 憂いを忘れた 悲しき温帯
3
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円子マルコ
暴力は いけませんよと 育てられ 爪無し牙無し ただの能無し
5
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すばる
幸せな時が確かにあったから寂しいのだと言い聞かせてる
27
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夢士
月替わり残るページの手触りに過ぎし時間を振り返りみる
22
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小幸
軽快にジャズが流れるあの店でカンパリ飲んで忘れようかな
9
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小幸
手を繋ぎ寄り添い歩く秋の日は壊れた時計時間が止まる
6
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詠み人知らず
黄昏の雨の舗道に紅葉散る 濡れて艶ます君を思えば
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