薫智のお気に入りの歌一覧
加祢
恋というチョコを溶かして型つくるだけでいっぱいだったあの頃
5
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加祢
をさなごの笑みまく顔に我もまたつられて笑ふ何や楽しき
31
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加祢
絡まりし思いもすうっと引いてゆく氷枕の心地よきこと
21
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さなせそ
昨年も疲れて泣いて本年もよろよろしくしくお願いします
9
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三沢左右
目を閉じた二人の隙間埋めるよにカーラジオからスローバラード
11
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三沢左右
まろやかにもみぢの手にて熱を抱く冬の子どもらいはけなかりき
18
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三沢左右
冬の夜の冷えしまされば白雪はその熱をもて闇を融くめり
25
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三沢左右
来しかたもおもほえで立つ刹那にて寄せかへす身ぞはかなかりける
17
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三沢左右
シャーペンの頭でなぞる手のひらに恋の一文字浮かんで消えた
24
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みずたまり
きみのあと残る吸殻、微動せず熱をなくしてわたしを見つめる
8
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みずたまり
小春日の休日の朝、車無く 枯れ葉の走る音だけシャラシャラ
6
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やねうらねこ
燃え残る時間を煙となしゆきぬ煙突一本ふゆのま中に
9
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やねうらねこ
太陽の顔を見せない昼下がり冬枯れの野をあられがたたく
5
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やねうらねこ
シャーベットみたいな雪を蹴散らして走る四駆の軽トラ軽し
4
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やねうらねこ
堰をきり電車のなかへ押してゆく流れのさきの影おぼろなり
6
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やねうらねこ
寒空に男五人を詰め込んだおしくらまんぢゆう駅を出でゆく
2
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しらたき
100均の色鉛筆の垢抜けぬ発色具合が僕向けである
10
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しらたき
駅のない町に生まれて飽きるほど見上げた空としょってたカバンと
6
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しらたき
朝を行く貨物列車の継ぎ目から射した陽かりはストロボのごと
8
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しらたき
やわらかい水に素足を遊ばせてだあれもいない道の上です
8
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