日置鳩子のお気に入りの歌一覧
inosann
綿菓子とオムツが見えたか食べんとし義母は正され「アハハ」と笑う
23
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吉野 鮎
讀み解けば打ち拉がれて萎ゆこころ晩秋の風に落葉頻り
20
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吉野 鮎
一輪のぷりざあぶど薔薇魅せられし小毒ふふめるあなたの短歌に
18
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滝川昌之
百舌鳥の啼く雑木林に踏み入ればザクザク沈むワラビーブーツ
27
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半格斎
穗の立ちし稻田の緑はおもむろにまだらの黄金に変はりゆく里
24
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半格斎
ふる里の味届けむと 子ら孫に 出店まわりて品定めする
15
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半格斎
落葉松葉 池を隠して水底の 鯉の行方を誰かや知らむ
17
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半格斎
哀しみを背負いて余り有るほどに 野分に狂える枯れ尾花かな
22
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詠み人知らず
なぐり書きしても沈まぬ苛立ちに青いインクが哀しく滲む
25
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松本直哉
日曜のひとけすくなき病棟に弱りゆくきみただみまもりぬ
8
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松本直哉
ふたしかな頭ささへて乳くさきをさなご抱けばやはらかにゑむ
8
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ラベンダー
静寂な 京の水面に 木々の華 過ぎゆく秋を 映し昇華す
24
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松本直哉
みづからの重みにたへて秋薔薇うなだれながらほのかに香る
8
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へし切
うすくこく籬の菊はむらさきに秋のゆかりを色にそめける
30
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コタロー
秋冷や懷手なる學生がぴよんと飛び降り近道を行く
14
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近江の人
蜘蛛の巣よまた台風が来るんだよ手間がかかるね修繕するのに
5
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西村 由佳里
タンポポの綿毛のようなもの思いどこか遠くへ行っておしまい
12
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東大寺
大坂の 町を見下ろす 城に立ち 栄華の声に 耳傾ける
5
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コタロー
木枯らしの町を歩けば色褪せた選擧ポスター笑顏も捲れ
10
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灰色猫
木枯らしに年の終わりを想いつつ冷え込む朝に霜月を知る
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