都詩のお気に入りの歌一覧
恣翁
屈みたる猫は 瞳を凝らしつつ 薄気味悪き闇見据えけり
19
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秋日好
ぴったりと毛布にくるまる寝姿に博物館の木乃伊を思う
15
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十薬
如月のつごもりの月籠れども春雪白く梅香る夜
14
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こぐまじゅんこ
荒れている子どもの心にふとともることばをかけたい魔法みたいな
28
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こぐまじゅんこ
ふきのとうを五個もみつけてそれはもう宝物でもほりあてた気分
9
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まつり
思い出は美しくなっていくばかり あなたがいない街に降る雪
29
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ふきのとう
わたくしをちゃんづけで呼ぶ夫の声は青春の日の響きのありて
17
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ふきのとう
疲れてはうたた寝をするわが耳に孫の電話は元気あふるる
10
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かいん
すれ違うおばちゃんなぜか笑ったから俺も笑った今日も幸せ
18
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85
死んでまで詫びる覚悟があるのなら直接会って死ぬ気で詫びろ
11
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ぽむもふ
君の居ぬ日常とても退屈で気持ちが何処かへ飛んでったよう
2
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美津村
大人のみの三人家族を十九年和ませくれて猫は逝きたり
7
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ゆり
つぶやきをひろってくれてありがとう知らないひとの優しい言葉
7
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詠み人知らず
色のない二月の森の静けさに心細くて君の名を呼ぶ
17
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詠み人知らず
ちらほらと雪降る寒い日 笑み浮かべ手を繋ぎ歩く恋人達よ
9
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詠み人知らず
それとなく避けられている快感は 孤高ではなく自己愛だろう
18
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みなま
雨ふれば木々の花芽のみたされて春を待ちおり開く日まぢか
14
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悠々
はつこひは十四のみぎり、春の雪 ひとにあかさぬ、かなしみぞ降る
20
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恣翁
人妻の真珠の肌は すべすべと 夜目にも清き色を放てり
18
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恣翁
梅が枝に 処女の乳嘴を想はする 薄紅の蕾脹らむ
14
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