詠伝のお気に入りの歌一覧
松本直哉
玻璃越しにながむる海の大波の無音のうちにくだけては散る
8
もっと見る
松本直哉
氷屋の氷の雪に原色のシロップあをく夏さりにけり
6
もっと見る
みなま
そうねぇと肩に挟んだ携帯に相槌うって竹の子を剥く
13
もっと見る
松本直哉
かざぐるま折りてうれしきをさなごの高くかかげて庭かけまはる
4
もっと見る
九曜
人であって治療を受けるのが良いのか野生であり自然に淘汰されるべきか
1
もっと見る
九曜
フリースとはこんなにあたたかいのか 人肌ってのはどうなのだろう
3
もっと見る
九曜
安定??笑い飛ばしたトゲトゲと「あれ、ちり紙がなくなりました」
2
もっと見る
詩人ごんつ
切実な祈りの先にドブ川のあぶくとなりゆくサラリーマンかな
1
もっと見る
鵺吉
生け垣に小雀の来てたわむれる今日のぬくもり明日もつづけ
3
もっと見る
麻
やほよろづ神も仏もへだてなくともにいのるを許すひのもと
6
もっと見る
只野ハル
疲労感に沈むようにDKのフローリングに大の字に寝る
14
もっと見る
松本直哉
あづさゆみ春のうららの淀川のあをき堤につくし摘みにき
6
もっと見る
秋日好
二週間大時計まだ止まりおり君は私の「あいだ」を知らない
8
もっと見る
秋日好
結婚の招待状受く「ふたりして秋に帰国を」破産宣告
6
もっと見る
秋日好
母の愛知らぬ夫は両手にて我が右腕を掴んで寝ていた
13
もっと見る
秋日好
花を買いリボンもホイルも用意して君去る朝に起き出せぬ床
15
もっと見る
秋日好
キッチンに残る湯せんのチョコレート夫婦で内緒はちょっと大変
1
もっと見る
松本直哉
くだけちる波のしぶきを浴びし夜は夢のうちにもしほさゐやまず
10
もっと見る
松本直哉
紺青のいろふかみゆく沖つかた水平線の弧のゆるやかに
11
もっと見る
松本直哉
まだこんなあかるいのねともらしつつ夕餉の膳をととのふる君
10
もっと見る
[1]
<<
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
|
32
|
33
|
34
|
35
>>
[293]