中野美雄のお気に入りの歌一覧
むらさか
さびしさを僕に教えてくれたひと いまはいずこで愛をささやく
10
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関山里桜
名も知らぬ後輩の死を聞きし夕わざと列車に忘れし雨傘
6
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滝川昌之
梅雨晴れにランチで涼をとる人のカラカラカランと薄まるグラス
23
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紫草
袂には百合の花粉がついてきて永久の別れの現を悟る
20
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ながさき
大海の 波に漂ふ 栴檀の 浮き木に出逢ふ 一眼の亀
34
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関山里桜
君と見し古き真白き燈台の写真飾りて歌ふ短調
12
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千映
頑張って母針仕事こなしてる「ご褒美だよ」とアイス一本
15
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詠み人知らず
夕されば 風生温く 鈍色の 遠き雲間に 驟雨見えけり
20
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新座の迷い人
我が植えし トマト実をつけ 待ちきれず 早く熟れぬか 食べさせたくて
16
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inosann
留まらぬ 娘夫婦の口論を「アハハ」と笑う義母の記憶は
24
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灰色猫
恋知らぬ雌鶏だちはひたすらに無精の卵を生産しをり
20
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灰色猫
砂浜に打ち上げられし廃船の方位磁針はいまでも海を
26
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藤久崇
石を裂く 花が太刀持つ 毛蕊花 種もぞたかき 野辺の長かな
21
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むらさか
好きすぎて不安も遠慮するくらい ただただ君を監禁したい
12
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野々花
幾つもの季節を重ねてたどり着く今日という日を風が縁取る
30
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リクシアナ
思い出の夏の果実は青けれど手繰れば蔓に病葉からむ
21
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まあさ
たくさんは ないけど語れば いつだって 笑顔になれる 義父の思い出
27
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詠み人知らず
割高の黒鉛2Bに手を汚す 0・2ミリのシャー芯憎し
16
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灰色猫
ここまでが君が旅した物語たどりつくまで栞はそのまま
25
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灰色猫
戦なき土地の緑は悠々と伐られる事なく濃さを増しゆく
21
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