澄舟のお気に入りの歌一覧
夢士
雪の降る歌の数多のこの時に雪見ざる事この歌に詠む
22
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なかしぃ卿
一度目は訳分からずに二度目には分かる気がする雪だるまの目
7
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沙久
つかまえた結晶君に見せたくて 息急き切り駆ける宵の雪路
24
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まあさ
バースデープレゼントのごと届きたり 叔母の歌載る短歌の雑誌
28
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桐生賄
母と子で 大好物の あんこ餅 小腹すいたら おやつがわりに
18
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野々花
思いでの日々を辿ればひとひらの雪さえ淡き桃色になる
24
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万陽
母が炊く赤飯の香に頬そめてうつむき食んだ初潮の夕食
16
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灰色猫
蝶々の収集趣味の人熱く語りつづけて羽化をはじめる
20
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灰色猫
海岸に流れ着いたる一冊の本を木陰に立てて乾かす
21
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もちのみ
雪の降る日にはセピアの夢を見る 冷えた耳たぶ猫背のあいつ
5
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詠み人知らず
このまちの浜辺は箱庭月さえも模造品のごとく貼り付く
6
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詠み人知らず
願わくば無性生物に還りたし分裂だけしておりたい薄明
6
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詠み人知らず
枯れ枝は血管模型に似てひそか繊月の下はり巡らされ
7
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詠み人知らず
初雪の白き庭さき聲明かり幼よろこび舞ひ散る風花
16
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リクシアナ
氷点下23度のなごり星まばたき交わすラメの雪闇
27
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吉野 鮎
免罪符得る術ならん吾を抱くは雪しまく闇を歸りゆく人よ
6
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もなこもち
寒いからどこにも出掛けないと決めド派手な靴下履く日曜日
9
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沙久
天秤が揺れる「いいな」と言いながら 天に任すか恋の着地点
23
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美津村
死んでも母は地獄へなんかいくものか地獄の如き世を生きたれば
16
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美津村
色も艶も失せて埃のごとき髪母は髪より枯れ始めたり
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