葵の助のお気に入りの歌一覧
原 沙良葉
のびた爪をはじいた あなたが好きな子のように綺麗になりたかったの
3
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三沢左右
観念をしたかの面で目を瞑りハードカバーを両手で閉じる
12
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三沢左右
夏の夜にひとつ冷たい携帯を探る指先ひとつつめたい
16
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三沢左右
たおやかな指先ひとつ紫に染めてもぎ取る葡萄ひと粒
24
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三沢左右
ざらざらと真綿を巻きつけたように味覚失う起き抜けの舌
12
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陽だまり
縁側でスイカの種を飛ばしっこ汁とぶ胸元はじける歓声
5
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陽だまり
投げつけた言葉抱へて丸くなる後悔だけのどしゃ降りの夜
12
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陽だまり
戸の陰に隱れたつもりのそのお尻もういいよと云ひくすくす笑ふ
8
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陽だまり
鍋の中つま先立ちで覗きこむ子らの口へと煮豆を運ぶ
10
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一
抵抗もできないほどに引き寄せて君を鎖骨にうずめてみたい
2
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みやこうまし
この身体抛り投げたい大空にふわつと浮いて霧散しないか
8
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三沢左右
君ひとり行かせはせぬと編み上げのブーツの紐をゆうくり結ぶ
16
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高島津 諦
いつの日かあなたと離れるその時は思い出よりも後悔をあげたい
1
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ほたる
フルーツの甘い匂いの香水は二人をさらに深みへ落とす
17
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三沢左右
青空を包み込みたるシーツあり幸せひとつ日曜の朝
34
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月澄
足重く 戦場戻り構え見る 敵の作戦 夕餉の支度
9
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空蝉
濃淡の雲を散らして雨粒は葉表の色を緑新たに
6
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恣翁
置き去りの 箒の柄から 巧妙に 糸張り渡す 蜘蛛見つけけり
21
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陽だまり
麦わらと長靴 スコップ バケツ持ち今日も元気に砂場へ出動!
6
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卯月
クーピーの青色ばかりすり減ってノートの中の果てしない海
10
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