舞 のお気に入りの歌一覧
人三昧
亡き母に 残暑見舞いの 届きおり 楽に逝ったと 礼状を書く
12
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リクシアナ
待ち人の来たらぬままに末吉の小雨に結ぶ夕虹はるか
23
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灰色猫
黄金色実る稲穂に吹く風に耳を澄ませる少女がひとり
16
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秋日好
ハグ拒否る私に詰め寄るいじめっこ恋に落ちたら困るでしょうに
14
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詠み人知らず
切なさも 青春の中 速度上げ 待ってくれない 過ぎゆく日々は
6
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新月
日暮れ後の ほんの少しの 肌寒さくっつく理由には ちと足りないかな
5
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絮谷新
イスラムの深き祈りに抱かれて砂漠に眠るキャラバンサライ
15
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なかしぃ卿
水槽に青き光にたゆたひし海月ゆらゆらいづくにぞ向かふ
5
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まつり
とおいとおい知らない国のおはなしをきみに聞かせてあげる真夜中
5
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美津村
夜半過ぎの地震に目覚めて起きゆきし妻が厨に水を飲む音
12
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絮谷新
清らなる音を夕べに渡らせて水琴窟の辿る水脈
19
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コーヤ
しぶき立つ大海原を見放くれば陽にひかり浮く初島をみゆ
19
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桐生賄
雨も止み 微かに聞こゆ 虫の声 空には星が 輝いている
19
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葱りんと
雨と風 暴れる音が 恐いから 縮こまって寝る くっついて寝る
15
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夢士
川べりの若き尾花の群れ出づる雨にも負けず流されもせず
15
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へし切
雨はれて心すがしき秋の日に窓より見ゆる木蓮の花
22
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宴
ひまわりの雲の写真をくるくると動かしてすぎてゆく日曜日
5
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美津村
ただひとつ階下の和室この部屋は病む日のために叔母はつくりし
12
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新座の迷い人
訪なえば ビール置き場に 急ぎ行き さあのむべやと 瓶を傾け
10
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リクシアナ
鈍行に秋津まぎれて発車ベルともに風みる根室本線
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