へし切のお気に入りの歌一覧
柿の種。
寒空におぼろげにあり冬月の袖の露さへ忘れゆくなり
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柿の種。
仰々や佛の吐息しんしんと我の肩にも深く降りつつ
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柿の種。
「石よりも輕き命はあらじ」とて命を懸けし石もありける
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柿の種。
蒼天に吸ふに吸はれじ我が生のかなし重きは人の身なりと
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柿の種。
新雪に蹈みつ蹈まれつ落葉の白き大地に彩を競ひつ
7
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柿の種。
春雪の芽吹き命も寒々と山は白緑錦織なり
6
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柿の種。
こんこんと小雪に遇いし南天の人にも知れず玉となるなり
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柿の種。
新緑や木々は衣を着飾りて山はざわめき野は歌ふなり
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ながさき
鳥籠の 小鳥が啼けば 外の鳥 集まり来たりて ともに囀る
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ながさき
大海は 河川の流れ 受け入れて 押し返さずに 全てを包む
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詠み人知らず
泣けばいい涙の壺が涸れたなら小さな夢で満たせばいいさ
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灰色猫
頑強な 鎧を纏い 武装して いつまで涙を 堪えているの?
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月虹
すれ違う時間の中にお互いを想う気持ちも交差している
27
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詠み人知らず
一面の白を区切った畦道を 背筋きりりの農夫が歩く
16
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詠み人知らず
ひゅうひゅうと雨の吹き込むホームから 向かいのビルの廊下も寒い
11
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詠み人知らず
故障した君のハートの修理には 給油をなさい泣く暇はない
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すばる
愛想笑い出来ない程に疲れた日ご褒美チョコについ手が伸びる
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悠々
春なれば禁色のハンカチーフ敷き 草の褥にひとづまと寢ん
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悠々
手のひらに、生命線の薄れしを ボールペンにて、そつと書き足す
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ふきのとう
時おりに陽の差し込める凍て空に北風の音のむなしさ響く
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