野々花のお気に入りの歌一覧
富鴨
真実の見える角度を分度器で測ろうとする夜のキュビスム
19
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コーヤ
観覧車のイルミネーションクルクルと巡る季節の輝き見せて
12
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コーヤ
ぱーと咲く花火のようにキラキラと咲く色変える夜の観覧車
13
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詠み人知らず
涙して現役を去る人たちの 帽子は深く 目元を隠し
14
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只野ハル
玉ねぎの皮左手の親指で剥く右は割れてて絆創膏
8
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只野ハル
幼子のように我を見る認知の母の幼子のような物言い
18
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只野ハル
靴下にレッグウォーマー重ねても足首寒くコタツに入りぬ
7
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白黎
僕はもう大人になったようでして 正しく正しく生きてゆきたい
9
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只野ハル
紅の頬涙に濡るるそのように時雨の後の薔薇の雫よ
8
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美津村
季節よりひと月はやき冷え込みと冷たき足を妻の寄せてくる
10
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ながさき
透きとおる 秋空の下 考える 言葉の「色」と 「景色」について
21
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美津村
寝違えて痛む首をかばいつつ軒の日差に干柿つるす
7
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矢車菊
一枚の栞のように待っている君にふたたび出会える日まで
17
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矢車菊
「好きです」と言えないことのせつなさでそれでも君に会えてよかった
13
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矢車菊
昼の月いつも誰かがわたくしを見てくれているような秋の日
13
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へし切
しがらみも仮の宿りに捨ておきてひとり生きるは侘びしかりけり
24
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恣翁
先客は 右手の爪先 カウンターを軽く叩きて 「お酒、お代はり。」
15
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利己翔
問題に一人で向き合う愚かさよ委員九段のあたしは無敵
4
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命婦のおとど
語り合う 友も家族もいない夜は 猫に秘密を打ち明けており
9
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矢車菊
スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、好きだからもう花びらはちぎらずにおく
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