半格斎のお気に入りの歌一覧
まるむん
無花果の熟れた香の漂いて小学校の校庭の隅
3
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たると
青々と想いのたけは生い茂り隠すまじきを君は気づかぬ
13
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歌織凛
今週はカレー日和が続きますひとり暮らしの鍋深きゆえ
35
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螢子
空港の誘導灯に呼応せし光る稲妻音もなきまま
16
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光源氏
秋の夜は丑三つ時となりにけり心もとなき寢覺せらるる
17
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螢子
音も無く雲を透かして光る空大き雨粒5粒落ちたり
18
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詩月恵
偶然と言ってしまえばそれだけの些細なことに心ざわつく
16
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ゆびきゅ
夏の恋 くすぶり続けるその胸に 残暑お見舞い申し上げます
44
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黒田
国々の戦知らせし新聞を猫2匹さえ争う部屋で
9
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詠み人知らず
この夕日何に喩えよ思う間に西の果てへと沈みゆく今日
16
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浅草大将
蝉しぐれなほふる郷も秋来れば夕べの風にすずむしの声
21
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聴雨
枕べにいつの間にやら訪れて見守る月のひとみやはらか
24
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加祢
我が夏はまだ終はらじと明け渡る空にかぎりの羽音広げり
43
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浅草大将
皆のゆく道におくれてなな草の花のいろ香を知る秋の蝶
26
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はなはな
月光に照らされ佇む白百合の 淡き輝き祈りにも似て
16
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車男
幾たびの月の満ち欠け経し今も拍手下さるうたのわの友
22
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山桃
古き緒もあたら世にあれ言の波コヒーレントにゆらぎ遊ばむ
13
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きりあ
一対の指環を二人投げ捨ててそこから始まる恋があること
14
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芳立
暑き田のひと枚ごとにみどり穂のこがねに染みて秋の更けまく
20
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日央
露草の青に込めたる「小夜曲」 恋を唱える夜を待ちわびて
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