半格斎のお気に入りの歌一覧
芳立
潮の香の麦わら帽のつばさきにあをきばかりの稲ぞそよげる
11
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只野ハル
出始めの稲穂の上を群れて飛ぶ蜻蛉見ている信号待ちで
11
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聴雨
濃むらさきやがて色褪せ空映しにび色垂るる熊野の長藤
12
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詩月恵
群生のコスモス揺れる かなしみを素知らぬ顔でやり過ごしてる
18
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山桃
ある刹那こころ澄むかも朝鳥の翼あふりて屋根を横切る
16
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風蛾
あなたへの魔法の歌になればいいよめばにこにこ微笑みだすような
5
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笑能子
静謐と耽美の間に遊びたる粋人逝きて言葉を遺し
10
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ペニーレイン
三十一文字せめて狂気の宿らぬかこころ確かと いう思い込み
8
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市川ありさ
携帯がホタルみたいに光ってるなるべく早くこの恋に 死を
11
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平 美盛
風に舞う トンボの群れを 追いかける 少年達の 秋の夕暮れ
25
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安奈
妹の宿題やってるすぐ後ろ漫画読んでるこいつ殴らせろ
9
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楓
西の空闇夜に光る稲妻と響く雷鳴胸騒ぎの夜
13
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若楓
ぬばたまの残夏を独り見送りてさざめく胸に夜半の月影
19
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青木健一
もう誰も伊勢も源氏も読まなくて本説取りはananでいい
6
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葉月夏生
悠として揺るがない大樹となって私があなたを守ります
17
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葉月夏生
今年は亡き人の庭あなたの笑顔黄色いカラーが咲き誇る
6
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浅草大将
夏の夜の夢の続きに秋来ねどうつつに我ををぎの葉の声
21
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螢子
厚き雲流れてゆけり月を待つ我に見せませ今日は満月
15
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歌織凛
赤林檎すりおろされて愛し子に 運ばれゆきて熱冷ましゆく
11
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日向ひな
お互いの趣味は共通妄想と読書じゃ別に一人でいいけど
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