Chicoのお気に入りの歌一覧
び わ
手話の会闇の中にてぽつねんと車窓夕陽が明日もあるよと
6
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草木藍
また一人施設に入りて主なき家解かれゆく秋風寂し
4
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滝川昌之
くしゃくしゃの「学級通信」広げ読み子の担任の労をねぎらう
14
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横井 信
冷え込んだ寒露の朝の雨音にもたつき淹れるホットコーヒー
13
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只野ハル
Pixivの漫画読んでる午前二時タブレット重くて肘が痛い
6
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ななかまど
亡き母が詠みたる歌の筆の跡ひとつひとつを辿りて秋の夜
12
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みをつくし
思ひ出づ父の姿は公休日 ひねもす愛でし籠の金絲雀
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横井 信
空っぽの部屋を見つめる本棚の古いカメラのレンズはひかる
10
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秋日好
待ち合わせしなくていいよと言ったけどしてくれたから思い出がある
11
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卓
見せられぬ 古い日記を紐解けば栞のような長い髪の毛
3
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灰色猫
暗闇を光を抱いて生きてゆく心のままに歌を歌って
13
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うすべに
すこしずつ火星の色を吸い取って 熟し始める庭の柿の実
15
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車男
池の面に敷き詰められし発電のパネルの隅に鷺一羽立つ
4
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恣翁
暮れやすき陽の 力なく薄れゆき 後の彼岸や うそ寒かりし
16
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草木藍
秋寒しカーテンあけて陽を入るる先週までは遮りしものを
6
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おじい
滲みたる 墨に烟れる 廣重の 摺り損ねたる けふの月はも
11
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喜多邦彦
草の野に誰か植ゑつるアスパラの細き体は今朝折られにけり
1
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喜多邦彦
何処にかよつ葉の牛乳置きたるとスーパー巡りし日々去りにけり
2
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樟明子
小學生男子のやうに絡まりて蝙蝠の飛ぶ滿月の夜
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秋日好
秋風に復活見せるもみじ葉に告げねばならぬ背は戻らぬと
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