吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
石川順一
ノアサガオの群落過ぎて我々はブッポウソウかコノハズクかな
13
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石川順一
たくさんの羽根が詰まった壁だから蚊は一心に止まって居るのだ
14
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只野ハル
胃に沁みる生のウイスキー昼に観たゴッホの映画思い出しつつ
20
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灰色猫
満天の夜空に浮かぶ星座たち古代人らのポエジーあふれ
18
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灰色猫
百パーの可能性で終わるでしょう夢見る銃を撃てないならば
15
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灰色猫
怒ったり泣いて笑ってかけがえのなかった日々は今も眩しく
20
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灰色猫
押し花を君が愛した一遍の詩集のページに眠らせておく
24
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詠み人知らず
しとやかな笑みに優しさ溢れ出で 白檀の香に気品感じぬ
17
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詠み人知らず
楽しくて気づけば十二時シンデレラ 魔法はとけた家におかえり
20
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詠み人知らず
童謡のテンポが誤解広げけむ 野生の象の気は短かかり
15
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詠み人知らず
好きならば さくりと肩に歯をたてて 愛を伝えて 痛みで教えて
13
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西村 由佳里
蜂たちよのぞいてごらんこの中を花弁が守る大きな世界を
9
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西村 由佳里
大空がへのへのもへじこんなにもビルが建ったら息苦しいの
13
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西村 由佳里
タンポポの綿毛のようなもの思いどこか遠くへ行っておしまい
12
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西村 由佳里
今日もまた時計の下で待つのです温みの残る弁当持ちつつ
12
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西村 由佳里
ちりとりに雲の欠片を集めます見えない明日にきっと会うため
11
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夢士
逝く君は西方浄土天高く佛に召され安らかなれと
18
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滝川昌之
潔癖を自負する彼が音を上げる校門に降る落ち葉の輪唱
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へし切
白雲の絶えにし妹の面影に浮浮としまたゆく夢の通ひ路
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大野 冨士子
地下足袋の鳶の腰には道具入れ 向こうに見える やつらの妻子
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