藤久崇のお気に入りの歌一覧
千映
庭の隅蜂の巣一個見つけたり北風に力尽きて飛ばされ
12
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千映
一髪に二姿三に器量とは女の生き方教えてくれる
17
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沙久
当事者にしかわかり得ない苦しみを他人も分かち合えないだろうか
20
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沙久
「そんな事?」と言わずに君を受け止める人が必ずいてくれるから
22
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野々花
優しさも言葉にすればあまりにも軽薄過ぎる唇の罪
24
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野々花
何もない事の幸せ感謝して今夜最後の食器を洗う
31
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コーヤ
吹き抜けた春一番の温もりに居眠る蕾 焦って開く
22
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己利善慮鬼
血の歌に少女は耳を削ぎ落し世界を揺らす呼び声哀れ
6
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コーヤ
呼び止めて はしゃぐ娘一瞬 ハイポーズ いきびな様の 写真懐かし
27
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桐生賄
縁側に 並べた布団 ポカポカで うた考えつつ 日向ぼこなり
19
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大上
如月に豆に追はれた鬼よ寒空の元今はいづこへ
8
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大上
いしづゑに年を跨いだ冬紅葉氷の中で眠りゆくのか
10
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大上
殘された時の永さを儚むと四季の憂ひもまた良きものよ
17
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夢士
小嵐の去りし後には忘れ物あれこれ集め宅配を呼ぶ
17
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灰色猫
干上がった古井戸の底滅びゆく蛙は海の恋歌歌えり
19
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灰色猫
掌で死んだ椿を包み込む若くに死んだ歌人を悼み
21
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虹と星
悲しみにくれる急須で淹れたお茶 ペットボトルと同じやなんて
10
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詠み人知らず
冬だからソバカス見せてくれません いつまでたっても美肌のバナナ
20
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詠み人知らず
近寄れど觸れたき思ひのみこめば 俯くきみの髮の香かぐはし
21
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灰色猫
雪凍る小股で歩く北国の人々に差す仄かな春光
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