すばるのお気に入りの歌一覧
夢士
梅雨に入り鉢植え野菜すくすくとエコのカーテン今年もかける
14
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みやこうまし
身近なるわが死語ればだんだんと 真顔に成りぬ子等の面持ち
21
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詠伝
夏の日へ誘うようにアカシアは甘やかに香るランプを灯す
10
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詠伝
電車のなか置き去りになった影が揺れ足りないままで帰路につくひと
7
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十六夜
あの声を数限りなく思い出す 例えば信号待ちのあいだも
4
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詠み人知らず
弱っちい兄が守った女の子きっと私のことだけだった
3
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あんとん
リラ冷えの無い 恨みに変えて ペルー沖 熱い視線を 送ります
4
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満ちる
飾られた軽い言葉は一言も 一言たりも欲しくはないの
7
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葵の助
耳朶に夢を開けた日さらさらのスープの中に星がみえたよ
5
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紹益
吹き荒ぶ 雨風しのぐ 荒屋で ボロを纒いて お粥を啜る
15
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あまおう
夏までに きみと親しく なりたいが 冷し中華は もう始まったのか
31
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詠み人知らず
曖昧な君の素振りは梅雨空に 現れ消える空の欠片だ
15
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詠み人知らず
アクリルのケースに入れた聖なる書 さすがにこれは枕にしない
12
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木蓮
初めての 娘が作るお弁当 練習台でも父は嬉しや
10
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ノエル
永遠に そばに居たいと 思うから 伸ばすこの手に あなたを望む
8
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しょう
空梅雨が見通されるなり夏が来て アイスキャンデー 箱を手に取る
5
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三十四
工場の作業音が響く部屋淋しさを妙に強くかき立て
14
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たし
珈琲を一口飲んで少し読んで一口飲んで少し書いて
4
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詠伝
明日の為うらぶれ破れた心臓に今夜も撃ち込めトランキライザー
7
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みなま
梅雨空の雲の切れ間に光射し虹あらわれる 君がうたえば
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