日置鳩子のお気に入りの歌一覧
千映
動いたら半袖でいい小春の日フリージアの芽遠慮してない
12
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遠井 海
大好きと嫌いのあいだを行き来してどうでもいいはまだまだ遠い
17
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新田瑛
どんなにか楽しんでいることだろう僕の姿が見えなくなって
5
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恣翁
あどけない 瞳の奥の 無自覚な 悪意で誰かを 傷つけるんだね
69
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ミツ子
マニキュアを乾かしがてら観るニュース色濃い不幸も乾いて褪せる
10
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ももちゅう
わたしたち婦人カレー部 スパイスの香りは時に武噐にもなるわ
8
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林林
梅の実の収穫終われば弟の「生まれましたよー」電話がちょうど
26
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乙女田虎子
幼き日父は林檎の皮をむき飽かずと眺めた赤い螺旋を
12
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へし切
見上げればまだ満ち足りぬ今日の月それでも十分きれいに見える
24
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詠み人知らず
頂上に石垣のこし廃れても雲の海ぬけ蘇れ今
8
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佐藤水村
仰ぎつつ握りこぶしをドアに当つ怒る男の列車にをりて
8
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佐藤水村
歩道橋月に二三度人の過ぐ欄干のやや錆びてゐるかな
9
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佐藤水村
渋谷駅しば行くたびに少しずつ詳しくなりぬ夕暮れの都会
7
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佐藤水村
優先席老婆ふたりの他愛なき話弾めり小春日の午後
24
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佐藤水村
仰向けば電気の傘に点々と死にたる虫の透けてぞ見ゆる
6
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洩矢転石
複雑なジャンクションの構造と昨夜のきみの問わず語りと
6
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半格斎
段々にたゆとう小蜂や菊の間の 蜜を探して殘り香の中
22
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月虹
駅前に集う人々休日の柔き心に触れる恋歌
31
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inosann
「謙虚」という仮面を付けて淡々と攻めての急所を狙っている
23
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松本直哉
ひとすぢの芯のほのかに青み帯ぶ夏のにんにくふたつにわれば
9
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