詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
黒電話 親が出るかと緊張し名のる覚悟の初恋でした
24
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うすべに
秋過ぎて燃え残る夢 木枯らしに まだ鳴り止まぬ冬のふうりん
20
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ななかまど
風雪に鶴の舞橋からす瓜雪に煙るやこの世の果ても
8
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滝川昌之
電飾の時期は過ぎたと我が家にはツリー代わりのポインセチアを
20
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詠み人知らず
秋月と冬の息吹が交わりて 世界のさかいが仄かに光り
5
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リクシアナ
終止符を打つに悲しき回想記君に繋いだ筆の重さよ
23
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リクシアナ
沿線の葦冬枯れて風走る遅き雪待つ芦別の駅
24
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リクシアナ
冬風に古疵いたし岩見沢雪ふかき街わが罪の街
22
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うすべに
街角で 見知らぬひとの肩を抱く あたしに見せた同じ笑顔で
8
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露草
見守られくちづけられて虹の橋渡る愛犬首輪残して
12
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滝川昌之
「今年こそ会おう」と言った正月にまた戻りくる賀状の友よ
19
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露草
境遇をものともせずに顔あぐる汚れなき青どぶの露草
18
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露草
どぶに咲く花一輪の露草に不平不満の我が身を恥じる
16
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KEN
燃えつきた もみぢの滲む 沼かがみ 水脈引く鳥の 影も虚ろに
12
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詠み人知らず
つれづれに縺れた糸をほぐす癖解けぬと知るも色褪せるまで
9
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うすべに
あかつきの肌にほのめくかおり抱く 見果てぬ夢のつづき探して
9
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滝川昌之
春までは添い遂げようね右左どちらか先に逝くな手袋
16
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小林道憲
少年のころ逝きし父の歳を越え われより若き面影を見る
5
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詠み人知らず
残り糸繋げて編めば襟巻きの幾何学模様照れて笑うよ
19
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露草
わが心ここに在らずの続きおり君が面影ついて離れず
12
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