どるちぇのお気に入りの歌一覧
恵
冬空にレースのごとき枝を張る桜に小さき芽を見つけおり
28
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詠み人知らず
離れればますます胸が痛くなる 君に伝える術がないだけ
11
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詠み人知らず
目と眉に深い色香をとどめつつ 静かに老いる昭和の婦人
14
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あまおう
珈琲の香りと僕の残像はきみの席にも揺らいでますか
27
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詩月恵
ここまでと決めることなどできなくてあなたの全部欲しがるばかり
9
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知久
幕引きは切れよく短く潔く桜のような祖母の散りざま
8
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知久
欠片だけ満たされて識る強い飢え愛と理解を浴びる程欲し
5
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きびなご
君のため 一首歌おう ただしかし三十一文字じゃ 言い足りなくて
5
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きびなご
恵方巻き かぶりついたは 良いけれど方向音痴の本領発揮
8
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市川春水
はなれきて 初めて気付く ふるさとの みかわのさとの そらのひろさを
9
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市川春水
久々に歌をつくれば空はちと春のいろにも近づきにけり
11
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亜希子
夢で遭ふ 君の纒いし 幸せの光は 現にも 零れ滿つ
5
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もなca
寂しさは硝子の窓に結露して描いたハートも泣き出している
20
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もなca
雨傘を伝うしずくは肩に落ちわずかに寄りそうたまゆらの恋
18
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もなca
会えぬ日は空を見上げる 待つという時間の中で育ちゆくもの
28
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もなca
穏やかな冬の陽射しにまどろめば一世をかけてひと愛したき
14
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もなca
枯れ色の中のさみどり輝いてそそぐ陽射しに春はまどろむ
21
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もなca
手を合はせ祈る横顏おだやかで何やら美し母のゐずまひ
18
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ふきのとう
やわらかく我らを照らす冬の陽に背中を押され明日を生きる
20
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ふきのとう
淡雪は二人の肩に舞いおりてはらう指先つめたくひかる
18
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