日向猫のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
じわじわと湯舟に沈む仕合わせを 父母に分けたい日曜の夜
20
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詠み人知らず
まだ寒い高架の西の影にある バイク哀しく壁にもたれり
23
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詠み人知らず
陽は注ぐ胸と背中の汗の滝 ひとは水だと実感してる
16
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詠み人知らず
細い細い阪急電車の踏切は 何もないけど愛が見えたよ
13
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みなま
主なき部屋に置かれし紅ばらの淀む空気に激しく香る
13
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みなま
歌詠みはちいさな日記誰と居た何を見たのか刻む言の葉
8
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南美帆
優しさを忘れていたのもう二度と疲れた彼を見ることはない
4
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詠み人知らず
明日には 帰ってしまう 子の為に多すぎだよね ケーキ八つは
4
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桜園
久方に姑と藤をみにいきて足どりふらつき手をとり歩く
16
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あまおう
小夜更けてスマホ滑らすはがゆさよ・・・。むずかしいのは 詠めませぬ故。
16
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みやこうまし
夏陽さす森の翳なす闇に入り 冷めし空虚に死を誘われぬ
18
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へし切
花ミズキ君が紅差す色に似て去りし時を想ひて見惚れて
26
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紫草
靴ひもを緩めて行くのは君のそばかがんで時をとどめみるため
21
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大埜真巫子.
小さな手ふたつが出来ず よっつになって 早く よっつに なるといいよね
25
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詠み人知らず
噛めよ猫 私の腕に 赤い傷残しお前は 遠く旅立つ
6
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恣翁
針槐 群れたる蝶に似し花の白き房先 髪に届くめり
24
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村上 喬
脳内に霞がかかる頃合いで陸に上がったカッパとなりぬ
7
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みなま
律儀かな去年と同じ日に咲けるダブルディライト赤いつるばら
3
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詠み人知らず
国道に沿って流れるその川は 護岸を禁じ鮎が溯上す
16
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詠み人知らず
今シーズン初のTシャツ一枚で 少し高いがミニトマト買う
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