詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
沙久
仕事する僕の手は多分名を知らぬ君と繋がり世界が回る
25
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はつなつの
今日よりはわれに歌ありと思ふだに耿然として力湧くかも
11
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絮谷新
罌粟咲けば無限上昇するカノン窈窕たる酒場「陽珠里」
18
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コーヤ
熟された まっ赤ないちご ほうばれば 夢見心地の 春の味わい
24
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コーヤ
赤白と笑みが語らう桃の花気立て優しい乙女の如く
20
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えこ
バイト中おばちゃんがくれた饅頭の味にすべてを赦してもらう
13
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まあさ
一年の ブランクある夫 教え乞う 我が子と同じ 齢の部下へ
23
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野々花
吹き荒ぶ風の死角に身を潜め何を語らうつがいの雀
22
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詠み人知らず
故郷への切符を握り乘る電車 汽笛鳴る毎 白雪舞ふ町
12
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高松 蓮
風吹いて お空に取られちゃ 困るよと 弁当抱き締む 遠足の朝
10
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絮谷新
塋域に搖るる寫し繪ロールシャハ三つのクォーク捧げし夢の
14
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藤久崇
我が君の 焔の顔に 冷めしかば くたつ夜に吹く 風に中りぬ
13
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詠み人知らず
知りもせではじめて母の爪を切るそれが最期となりたることを
28
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西村 由佳里
足踏みをしながらそっと立っている君の頭が見えなくなるまで
10
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藍子
落ちる陽を背中に受けて帰る道ちびな私も影なら長い
13
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藍子
あの国と国交無くても構わない韓流スター諦めれば良い
11
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藍子
慰安婦の像さえままにならぬ国国民感情政府にも勝つ
11
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藍子
時折に背筋を伸ばすこの仕草老いでは無いと思いたき我
22
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新座の迷い人
東風吹きて 梅花香し 心地よさ 妻に見せたや この梅花かな
18
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山崎ふゆ彦
ごわごわで端擦り切れた「歎異抄」迷わずに言う棺に入れよと
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