藤久崇のお気に入りの歌一覧
灰色猫
副業ではちみつ採りをしています夏のひかりを届けるために
19
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灰色猫
北風と太陽たちが拗ねたので旅人たちの外套に春
21
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只野ハル
春一番吹いた翌日道端に咲く菜の花ににわか雪降る
24
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沙久
一時間の思い出抱き二か月を過ごしてゆくことに慣れるわたし
21
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千映
愛着のあるマグカップひびがある捨てずに今日もキスを愉しむ
9
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千映
強風に老犬散歩君躊躇老老メールにご苦労さまと
7
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コーヤ
想い込め温めし心開かれて梅の花びらひかり輝く
19
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藍子
冬時雨君と走った軒下で寒に振るえる繋いだ手と手
16
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藍子
鍋囲み食する日々も限りあり娘の旅立ちは直ぐそこにある
12
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藍子
亡き母の指から抜いたこの指輪これさえ有れば何も要らない
11
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美津村
誦経して我が心足るひとときよひたすら勤めきぬ人に素直に
13
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美津村
消耗品のごとき我らの使はれ方を真剣にいきどほりし日はなかりしか
10
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大上
月の下散りぬ櫻に春風と集ひ語らふ皆人の旅
7
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コーヤ
誰にでも 機会恵まれ あるけれど 捕らえられるか どうかが分かれ目
16
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リクシアナ
荷の重さ知らずに負うと言う人に肩拒まれて脇道を行く
18
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リクシアナ
会議室の緊張感を持ち帰り4缶目空ける指細き女
22
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まあさ
幾重にも 重なる雲へ 目を凝らし 隙間の青を 探したい朝
24
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千映
ショートスティ出掛ける母の額には春のふわふわ雪の舞い散る
12
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桜枝巧
弦をよく夜空で砥いだ半月はしゃりん、しゃらんと寂しく笑う
12
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桜枝巧
消えかけた「テナント募集」のゴシックは角ばっていて妙に短気だ
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