半格斎のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
「暑いね」と白い首筋みせながら纏めた髪に咲く銀の花
5
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芳立
ときゆかば直くながれむ黒髪のみだれごころやなど憂かるべき
20
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翡翠丸
口の端に零れる歌をうたいたし遠い見知らぬ微笑の口
7
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芳立
蜘蛛糸は露けかるらむ昼は夏よるは秋なる武蔵野の朝
14
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芳立
更けぬるかすずむしの音のまさりつつけふの残りを風はらふころ
10
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薫智
人生をオーケストラに例えたらどのパートでも極めてくだけ
8
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キタハラ
絆創膏だらけの指がぶさいくであなたに触わることをためらう
7
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やねうらねこ
午後の風ちからなく墜つもう四時といふのに差しくる陽差しが痛い
5
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やねうらねこ
静もれる工房KITORA 吾がために蔓草模様のぐい呑みを買ふ
5
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薫智
子どもって凄い姿で眠ってる大丈夫かい逆さの姪よ
12
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薫智
人生は面白いようできている僕が思っただけだとしても
7
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日央
肌を差す陽射しは夏と思へれど土手吹く風は秋の匂いぞ
8
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うにうに
打ち上げる前の静けさ種火から見たことのない色が生まれる
17
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月守宮
去り渋る夏をぐるりと背負い投げ今日の昼寝のないものねだり
1
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庭鳥
薄織りの鱗の雲を編みました秋の新作纏ってる空
9
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詠み人知らず
心こそあやなきレンズと思ひ分く結べる思ひのそのうつろさに
10
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たんぽぽすずめ。
三十五ぐらいかなぁに四十四と言い、わ、若いねにニャニャッと笑ふ
11
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浅草大将
奥山に身を変へてこそ忍びねと聞くも嬉しき花ほととぎす
19
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薫智
ハモりだす木々のささやき虫の音が宵にとけゆく秋の気配と
12
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falcon
とふひともあらじと思ふに松虫の鳴くを振り向く夕露の庭
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