藤久崇のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
ためらわず どこなと触れて欲しいのに 恋しい手なら 厭わないのに
15
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万陽
早朝の まな板の音 のみ響く部屋味噌汁の香で 君は起きくる
19
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なかしぃ卿
胸キュンといふにはいささか軽すぎて恋の始まりとは気付かずに
12
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吉野 鮎
夕闇にきみの影顯ち左手をややに掲げつ西空にきゆ
13
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吉野 鮎
夕べにはつづきなき文如月の降りつぐ雨の朝を君逝く
12
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inosann
生きるとは死ぬときまでの待ち時間と思う窓辺に暁を見る
24
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万陽
我の手は 料理も作り 抱くことも オムツも替える 魔法の手なり
18
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コーヤ
温もりに 蕾ほどけた 沈丁花気高き匂い 春を知らしむ
25
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リクシアナ
ブレンドの苦みに濁す夕暮れはカップに沈むブラウンシュガー
25
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沙久
「比較」って天井知らずね神にでもなったら無くなるものなのかしら
18
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沙久
「「謗ること」で内臓機能が悪くなる」真顔で言う吾を笑うドクター
16
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沙久
「病気して心の痛みを知ったならアンタは良い上司になれるだろう」
20
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河のほとり
憂きにかへつらきにかへて春されば花の咲く世ぞ今はたのしき
17
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詠み人知らず
おなじ時おなじ空間居りてなお 心ぞ遠く感じたりける
16
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詠み人知らず
誰知れず 人華の中に紛れ込む 徒花ひとつ 呑氣に咲けり
15
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詠み人知らず
甘き熱 息絡ませし脣に 名殘惜しみて 銀絲のアーチ
14
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矢車菊
白い息を雪の時間に閉じ込めて思い出ひらり結晶となれ
25
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矢車菊
軒先に雛を飾りて行きかへば汽笛が春を呼ぶ鞆の浦
21
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千映
病院に付き添う息子と親の会話外は雨でも微笑ましかな
9
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千映
スーパーに車椅子の母連れて行く脳が起立し目が主婦になる
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