詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
秋日好
気に入った時の笑顔だ スーパーのジーンズ試して見せに来た君
23
もっと見る
絮谷新
春の陽に風の通へば陽炎の立ちては搖るぐはるけき荒地
22
もっと見る
千映
手仕事を次々に探し宿題の如き母へのこれも介護か
14
もっと見る
千映
庭に出て春の気配を感じとるカイドウ蕾色を見せたり
15
もっと見る
吉野 鮎
藍藏の幾棟ありし同胞の沒落の跡に建つ介護施設
9
もっと見る
吉野 鮎
亡き父母の更地となりし屋敷地に一樹殘れる千年の楠
18
もっと見る
西村 由佳里
あたたかな日ざし青く広い空自由という名の春の入口
12
もっと見る
吉野 鮎
みどり濃き千年楠の葉擦れの音春陽を反す綺羅を纏ひて
9
もっと見る
まあさ
雲ひとつ ない青空に さよならも 言わずに連れて いかれる辛夷
20
もっと見る
藍子
霜柱わざと踏みつけサクサクとした音を聞き子どもに返る
21
もっと見る
絮谷新
熟るる香を含む豫感の晝つ方玻璃の内なる植物群に
15
もっと見る
澄舟
旨口の酒を注げば盃の歪みに満ちる如月晦日
17
もっと見る
灰色猫
夏の夜に星間飛行す鉄道に轢死されゆく哀しきオリオン
21
もっと見る
灰色猫
豊饒な大地に産まれし餓鬼ぼっち飢えることなく水神となる
23
もっと見る
灰色猫
芹川の欅並木に大樹あり父が名付けし開国の樹
25
もっと見る
沙久
短歌とは無縁のままでいた方が楽だったろうと奥底で思う
20
もっと見る
夢士
庭隅の古株に咲し沈丁花一枝手折り仏間に手向け
17
もっと見る
夢士
銘水の湧き出づる地の酒美味し訪ね飲みたや「会津の誉」
16
もっと見る
へし切
遠き日の面影うかぶ沈丁花 君が夢路の夜思ふ花
26
もっと見る
リクシアナ
うめ咲けば浮かれうさぎの歌会で鶯うたう声うららかに
23
もっと見る
[1]
<<
257
|
258
|
259
|
260
|
261
|
262
|
263
|
264
|
265
|
266
|
267
>>
[411]