吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
灰色猫
生きてゆく貰った恩を大切にいつかだれかに託せるように
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灰色猫
飛び出して笑顔にするから開いてね赤いリボン可愛い箱から
15
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灰色猫
太陽が神様だったと思い出すおねしょの布団がふかふかな夜
18
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灰色猫
もう消えてしまいたいと願う夜をいくつ渡れば救われますか
17
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灰色猫
愛してるあなたの声が泣いている築いてゆける手をとりあえる
19
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とはと
三様に浮かべ水面の葉が周りざわめく頃の脚と日和見
5
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卯月
満天の五億の鈴が笑うからぼくも笑うよ、ねえ王子さま
8
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卯月
さようなら、ふたたびお目にかかりません。華麗のみにて空疎なあたし
7
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内藤芽亞
ボールペンのインクは濃い紫と知った涙にぬれた手紙で
7
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内藤芽亞
手のひらも指も豊かな小さき手 枯れ木のような手がそと握る
9
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内藤芽亞
きいきいと唸るパイプいすのどこに口があるのか未だわからず
6
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内藤芽亞
兄さんが杖の整備をしてる時 この場は戦国時代へ移る
6
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内藤芽亞
巻貝は彼方の記憶を巻き戻す UVレジンの中でひそかに
7
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詠み人知らず
出汁きいたお風呂に入る大根へ かける味噌をねりねりする是
7
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詠み人知らず
やんちゃして叱るためにと捕まえた 柔いほっぺに 許した罪とは
9
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詠み人知らず
「わたし」とは広辞苑にも載ってない だから貴方が よく知っていて
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千葉 甫
はや今日も夕陽となって葉の落ちた樹の骨格の滑らかに光る
5
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千葉 甫
音も無く寒雨降ってきた夕べ指先冷える爪先冷える
9
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石川順一
熱きお茶知らずに口に入れて居る愚行の夕餉芋の天ぷら
17
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千映
サンマなし季節の味覚柿健在今夜は柿入りフルーツサラダ
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