詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
九條千鶴
人知れず咲いた桜の影宿す花の筏に惜春を知る
11
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ななかまど
川に来て水きりすれば遠き日のあこがれの子のフォームで投げる
8
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コタロー
校舎より唱歌の聲の聞ゆ池龜はプカプカ浮ゐて顏出し
6
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行中納言中将知師
あし引きの山径をおほふ桜花 春のいたるを人に告ぐらむ
8
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灰色猫
夏からのその封筒をひらけたら誰かの光になれたでしょうか
23
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滝川昌之
ほんのりとソメイヨシノの枝先は初めてひいたルージュ程度に
28
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へし切
春風に解くるものかは面影の人のこころにむすび込めては
26
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まほろ
カーテンも外した窓とからっぽの真四角な床と優しい花束
8
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恣翁
忽ちに 春未だ浅き日の暮れて 闇の沁みなむ奥を訪はまし
20
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夏恋
テキトーに性格悪いあの人は今頃どうしているのだろうか
7
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詠み人知らず
自分では覚えがなくとも 体調が崩れた時はストレス性かも
7
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詠み人知らず
陽を浴ぶる豚の饅頭麗しと 愛でつ欠伸を噛み殺したり
8
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詠み人知らず
萎るれば萼むき愛づる 花弁の付け根のビーズの如きかはゆさ
11
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葵
窓際に 寄り添い見ゆる 陽の雫 弾けて消えた 甘橘ジュース
11
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秋日好
携帯が洗濯機の中廻ってるこのままふて寝してしまおうか
15
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び わ
沈丁花白き花瓶を賑わして春よ春よと励ましており
6
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煩悩
夕雲はいずこへ誘うドクターヘルに乗せられている骨髄液を
6
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幸子
君が手を下してくれるなら悔いはないだけど教えてなぜ殺すのか
6
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秋日好
光る君古都の梅が枝琴弾けば言の葉もなく花散りしきる
17
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角谷守
春風はキャベツ畑を吹き抜けて故郷はいつも僕の背後に
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