へし切のお気に入りの歌一覧
祈り花
父母を送りて偲ぶ我が不孝戻らぬ時を悼みて詫びる
6
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滝川昌之
知覧にも初夏巡り来て少年兵ホタルと成って帰還されたし
15
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うすべに
手をひろげしろつめくさのさざなみに 船出とばかり風切るこども
6
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KEN
点る数 頻り落つ音を引かれ零 桐花宿す霧雨の露
12
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茂作
水底ゆ仰ぎ見るごと青もみぢ 濃きも薄きも光りなりけり
13
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祈り花
手折られて花瓶の水に息をして野辺に吹く風今に恋しき
7
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ななかまど
芍薬が両手をひろげ咲き誇る見ごろですよと亡母に伝える
12
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恵雪
忙しさに追はるる吾子も見上げなむ やはらかに輝る朧月を
8
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滝川昌之
手折らずに野辺に置いては他人の花 家に上げれば添い遂げるまで
15
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兎桃
思案より暮らし動かせそうすれば面白き歌生まれ来るなり
5
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うすべに
生け垣に初夏のしるしの白い花 甘い吐息でみつばち誘う
9
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さいおん
明日香路 風勿吹 春深 草萌家 今凪日者
7
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夢花火
うたを詠む 震え指先 涙落ち 揺らす身体に 口を噛み締め
2
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敦希
その意味を問われ答に窮すれば止め時と思え非合理な掟
6
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横井 信
にぎやかに皐月の朝に鳴く鳥のそっと見送る満員列車
9
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茂作
貴船川連れだちのぼる乙女らが 奧のやしろに願かけまつる
14
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び わ
紫陽花を息子夫婦が母の日に大輪の花微笑んでおり
6
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秋日好
文末の署名に涙溢れ出す貴方の苦痛が生身に代わり
7
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秋日好
老い縋る支えもあらで忍冬花は咲けども冬に留まり
6
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月夜の番人
朝露をとどめておくれ蜘蛛の囲に祈るひと枝明けの花桐
5
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