日向猫のお気に入りの歌一覧
恣翁
雑草の 春ともなれば年毎に 徒に伸び 先行かしめず
34
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詠み人知らず
小柴垣嵯峨野に遊びしある夕のしゃがの一輪すくりと伸びて
4
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詠み人知らず
淡路島行き交ふ船の航跡のほそくかそけく昼の月見ゆ
9
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河のほとり
藤の花色ふかくてぞ乱れたる行方も知らぬ風にこたえて
11
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水ノ衣
真っ直ぐに伸びていけよ若草よ笑いさざめく子らのごとくに
19
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みなま
楠の香り放てる春の宵古いしがらみすっくり落として
8
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みやこうまし
日の翳る我の命や医者さえも 持て余し気味老いの傾斜に
18
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片井俊二
どのくらい喰っただろうか夢うつつ総武快速馬喰町駅
5
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灰色猫
なにひとつ成すこともなく誰ひとり愛せぬままの星も光れよ
305
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詠み人知らず
私の疑心暗鬼の根底に みっとも恥ずかし行いがある。
12
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詠み人知らず
君が引く キャリーバックに 母持てぬ夢と未來が 詰め込まれてる
8
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葵の助
チロルチョコ一つもらえる悲しみが十個貯まればごほうびとして
4
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大埜真巫子.
春の陽に ひら、と舞うのは蝶の雪 明日へ向かって 羽ばたいていく
23
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村上 喬
職人は天空にあり間延びした枝を切りつめ空を広げる
14
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詠み人知らず
もういくつ寝るとあなたはやってきて百まですべて埋めてしまえり
18
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みやこうまし
木漏れ日のまだらを踏めば蒲公英も黄色弾きてまだらに咲けり
17
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桜園
梅の葉のきぬずれをする音がしてみるにあまたの実をつけはじむ
17
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恣翁
執拗な蔓を 木肌にめり込ませ 苦しげに 栗身悶えためり
26
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遠井 海
君からのメールは保存できなくて宝箱って呼ぶの ゴミ箱
8
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へし切
思ふれば一心不乱に歩み来て兎にも角にもつとめを終へし
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