恣翁のお気に入りの歌一覧
まるたまる
奇跡など拾う事無く過ぎて行くいつもと同じただの一日
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氷吹郎女@停止中
懐かしき音ひとしずく耳朶に落ちピアスの孔を通って消えた
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さよここ
何も無い 君の指跡そのままに朽ちた水蜜香りを増して
1
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藍鼠
「孫欲しい」十四のころから強請られて聞き飽きましたと電話を切った
1
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たんぽぽすずめ。
(いが)だけを残して芽吹く栗の実が永久の別れの風に揺らめき
13
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北の民
雪かきで流れた汗を銭湯で清め浸かるが至福の時で
12
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でくのぼう
光降る野原のすみの叢に寢て心灼きつつ蒼穹に映せり
8
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千紘
「出来るだけのことはやった」と清々し顔は少し大人びて見え
8
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千紘
「頑張って」後ろ姿に声掛けて背中で応え右の手挙げる
10
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杏子
砂山を 作つて壞すやうなもの介護の現實 呵責と疲勞
11
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螢子
友と入る露天の風呂に雨は降り湯面に我にはじける雫
11
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竹本未來
漣が君の記憶を揺り起こす まだ出逢ってはいないけれど
4
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竹本未來
浮き上がる一筋の雨流れ行くその先端に含まれた春
17
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詩月恵
ありふれた言葉がとてもいとしくてこぼれないよう睫毛を伏せる
28
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林ユキ
きさらぎの夜しんしんと霜焼けのあしゆび熱き湯桶にひたす
13
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トーヤ
冬の雨城下の街を濡らしてく暖めるのは人の心で
2
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庭鳥
天駆ける鄙というには開けたる地方の友と生姜談義す
10
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光源氏
行く川のほとりに一人佇めば儚げに散る雪の花かな
21
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杏子
積もり行く 孤独が消ゆる術はない心 逃げずに 夜を見据える
10
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光源氏
ふる里のあまねく照らす月なれど心は深く闇にしづむる
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