朝野沙耶のお気に入りの歌一覧
只野ハル
庭の梅花が咲いたと気付く朝いつから咲いていたのだろうか
6
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ななかまど
起きぬけのラジオ体操寒ければマリオネットのごとき節々
15
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兎桃
ネクタイの丈もしだいに変わるらし端余りたるセミウインザー
1
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仙人の弟子
冬曇り人影もなき社殿にて 千歳の平和祈り家路へ
4
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うすべに
灰色の空に墨絵の線ひいて 枯れ野にしみる鳴き声のこす
10
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ハジメ
孤独と自信と不安背中合わせの矛盾なるや深さを探る
2
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継海
子烏丸や白梅きっと似合うはず一輪君の翼の中へ
3
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つばす
冬越えるモクレンの蕾まだ固く 春待ち時計ゆらゆら進む
5
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へし切
顔のぞく春のきざしのちらほらと二月のそらの模様をながめて
13
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ななかまど
月影もやがて影ってしまうもの テレビで良く見た顔の途絶えり
14
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平瀬たかのり
十六の胸で炸裂せし「檸檬」褪せぬ果汁よ残りし種よ
8
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滝川昌之
夏みかん一つで部屋中柑橘の爽やかな香でいっぱいになる
17
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さいおん
白妙 衣干乍 見天 臨照月 今勿傾
16
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ななかまど
厳寒の頃なるもこの暖かさ てんとう虫も惑いまどろむ
17
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うすべに
やさしさに梅のほころぶ雨模様 週間予報も三寒四温
14
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滝川昌之
スタンドでブランケットを落とすほど熱き応援ラグビー女子と
16
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滝川昌之
間取り図を比べ始めた次男見て巣立ちの春の覚悟を妻と
17
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栞
右にきみ 左に娘 足元に猫の体温 ほかほかの夜
9
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恣翁
真夜中の月影寒く 窓に射し 素足のままの吾を照らしけり
13
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茂作
若き日の過ち直すすべもなし せめてまことの名にて逝かまし
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