中野美雄のお気に入りの歌一覧
野々花
何時までも時の旅人気取っても歳には勝てぬそんなもんです
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野々花
足早に過ぎ行く時間を止めるように泰山木が微かに匂う
27
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藍子
今週は帰るからねとメール有り喜び束の間キャンセルメール
16
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安井シンゴ
絶食ののちにバリウム飲まされて台上のわれ料理待つのみ
8
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inosann
スーパーの苦情を募る掲示板がしばし留める 数枚のメモ
18
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詠み人知らず
とりどりに色合い放つ 歌読めば 違える感性 面白かりけり
22
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灰色猫
草露をゆるりと吸いて翅を休め蝶は真昼の熱に備えて
21
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灰色猫
深緑の原生林の山百合は香り豊かに誇ら咲きをり
17
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灰色猫
水無月の囃子を耳で愛でながら荒神山をゆるゆる登る
22
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己利善慮鬼
少年の小さな熱は燃えあかす明日なく光る星を覚えて
5
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石川順一
蜘蛛の巣が夏の雨粒付着させ日に輝けば鳥がよく来る
14
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滝川昌之
雨が止み山吹色の枇杷の実の朝陽の中で艶めく産毛
31
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安井シンゴ
「代わる者なきゆえの支持」なら書かず政党・政治家無記名の今
7
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石川順一
チャーハンに卵の殻が混じりたりがりりと噛んだ智恵子を想起
16
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コタロー
かたつむり家を背負つて進みたる時間をかけて明日を探す
13
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コタロー
眞夜中の洋樂ロック聽きたるは獨りの部屋の至福の時間
8
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灰色猫
見て虹と君が指さし微笑んだ雨の匂いは今も変わらず
31
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コタロー
一人居の部屋に積まれり本の山頂上からの景色が見たし
10
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吉野 鮎
爽やかに若武者なりし十四歳穩やかに話す言の葉選びて
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吉野 鮎
恐るべし十四歳の腦細胞盤上に積む駒の明晰
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