へし切のお気に入りの歌一覧
茂作
かどの家の白の芍藥咲きにけり 病みしあるじは未だ歸らず
16
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美生子
ふるさとの海で作りし塩飴を仲間と分ける夏山登山
14
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美生子
時々は楽しいこともあるけれどやはり眠いよ施設の夜勤
9
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祈り花
定年の夫との暮らし長かりきたまさかの留守瞬時に過ぎる
6
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ななかまど
霧雨が青葉を濡らし振り継げば外へ誘う心湿りおり
12
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滝川昌之
ワイシャツのまくった分の前腕のやる気を評価する紫外線
16
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祈り花
ひなげしの燃える深紅の花びらは風の囁き柔らに流す
6
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敦希
出づ色に衣染めしか花のころ 君想ひ離れぬ迎ふ季節も
9
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うすべに
半袖であそぶ小川の水ひかる 夏の少女の髪をすかせて
8
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よひら
今ここに一人のファンがいることを君は知らねど何故か楽しき
4
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横井 信
昨晩の雨の名残りの溶けて行くしずかに揺れる葉っぱの雫
11
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茂作
飯食ふて端居しをれば因幡より line屆きぬ人逝くとあり
12
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恵雪
包丁を入ればすっと胸のすく 紫紺より出づ茄子の白きに
11
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ななかまど
湧きあがる緑の樹々の葉裏から気の降りそそぐトンネルをゆく
14
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祈り花
父母を送りて偲ぶ我が不孝戻らぬ時を悼みて詫びる
6
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滝川昌之
知覧にも初夏巡り来て少年兵ホタルと成って帰還されたし
15
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うすべに
手をひろげしろつめくさのさざなみに 船出とばかり風切るこども
6
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KEN
点る数 頻り落つ音を引かれ零 桐花宿す霧雨の露
12
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茂作
水底ゆ仰ぎ見るごと青もみぢ 濃きも薄きも光りなりけり
13
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祈り花
手折られて花瓶の水に息をして野辺に吹く風今に恋しき
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