猿ノ丞狂介のお気に入りの歌一覧
狭霧
解く帯にまつわる衣の花風情に補正パットは興醒めぞする
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狭霧
花ならで残る色香も移ろえば尚うたてかりおみななる身は
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狭霧
雨霞む都大路に人絶えて百鬼夜行のよぎて行くなり
6
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狭霧
山茶花の貴なる白き花ぞ散る駒をすすむる枯野見の道
8
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狭霧
病得るも雄々しく生きむとすなる女の命の弊え哀しかるべし
6
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狭霧
危はとも煮ざる焼かざる魚をば聞こしもち食す好きずきし神
3
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狭霧
爪音の籬ほのかに漏れくれば寄り居て暫し聴く春の海
8
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狭霧
おなじ毛を分けて毛の根のうつろうはそれこそ禿げのなりはじめなれ
3
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狭霧
色づきて残らずチリ紙黄葉の睦月の道の果ては遥けし
4
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狭霧
花の枝に結びてゆかし消息の文もちかごろ空飛ぶとかや
6
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狭霧
浮き固め卍固めに蝦固めきみがためとは如何なりし技
5
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狭霧
さて行かむ行かば仕えむ仕えずば終は路頭に迷うばかりぞ
4
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狭霧
風を荒み軒に木の実の降る夜は絶えて経りぬる身こそ侘しき
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狭霧
和歌の浦を疎々しくもよそに見つつ舳先かえさん我こりずまに
6
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狭霧
さしのぞく月こそなけれあき果てて庵もしのに今宵寂しき
7
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狭霧
世を拗ねてひとり籠れば坪庭に柑子落ちぬる頃となりけり
8
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狭霧
己が衣の裾をば踏みて転びおり誰に告げゆく所とて無し
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狭霧
見上げれば限月の蒼穹に花芽も固き桜木の枝
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狭霧
芋や芋芋の売り声繰り返し蒸かしの芋を買うよしもがな
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御崎 耕
途中でも色はひろえるシリウスの描いた虹に会いにいくなら
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