五穀米のお気に入りの歌一覧
へし切
卓上に首をかしげて困り顔吾を見つめる水仙の花
54
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浅草大将
うっかりと近寄りゃ命はないやがら氷がとけて滝の底だぜ
10
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詠み人知らず
巻きすぎたゼンマイ切れて再起なし 其処で死を待つ階級にをり
13
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デラモルテ
雪解けの音と見紛ふ夜の雨のどけし冬にこころやすらふ
16
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へし切
松が根の絶ゆることなき彩の国吾子を育み妹を愛しむ
21
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浅草大将
いにしへの姿はままにあらねどもなほ雪けぶる富士の高嶺
14
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恣翁
人柄の奥床しさを偲ばする 君の口調と吃り癖かな
34
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紹益
七草に 祈りを込めて 粥すする 今年一年 無病息災
13
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へし切
優しさと愛しさ一途歌いきて浪速の春に散るぞ哀しき
22
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紫草
いいわけの手紙を書けばさびしくて遠景けむる一月の雨
37
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詠み人知らず
スリラーのイントロ前のオケヒット その四発で若返るねん
11
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詠み人知らず
のぞみにて夜明け迎える日が続き 疲れのピークがピン止めされる
15
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日向猫
七草の粥に溶け込むモザイクに赤や黄色もあった遠い日
25
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らてん
芽吹く音 色附く鼓動 言の葉は 生命を息吹き 舞い唄うよう
8
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inosann
幾つかの営業の合い間たち寄りし ひと息つけるパワースポット
15
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詠伝
濡れ羽いろのくし結はむとかき分ける友がうなじの悩ましきこと
7
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小林道憲
まどろみてふと見し夢はいつしかの冬の夜の雨下京の雨
23
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紫草
起きぬけの喉下ってひたひたと流れて満ちる冬の井戸水
17
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みやこうまし
人は人我は我よと守りきし孤塁の揺らぐ老いてこの頃
24
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詠み人知らず
路ゆけばいつも気になる柚子の実の葉陰に覗く空の青さよ
20
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