澤木淳枝のお気に入りの歌一覧
四季野 遊
梢には炎の如き熱き緋をたわわに燃やす百日紅かな
10
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四季野 遊
見上げれば眩暈の如き緋の色に猿を追いたい木の肌のつや
5
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まるたまる
前頭葉を揺さぶって辣さに集中しなんも忘れる麻婆豆腐
16
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リンダ
黒髪に混じり始めた白髪が意思持つように勢い増える
12
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リンダ
柔らかき乳房をほこる歳がすぎ色白だけを誉めてもらえる
13
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平 美盛
夏の夜の 空のキャンパス 鮮やかに 光の花が 満開に咲く
7
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平 美盛
乾杯の 音頭と共に 無礼講 言える話と 言えない噂
8
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垂々
残像を消すために行く こっぴどくフラれた店に違う男と
34
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芳立
あたらしい恋を写してまだ君の影が消えない重ね撮りの画
14
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平 美盛
月影の 闇より出し 妖は 心の闇を 広げて笑う
9
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浅草大将
しのふればをのこ姿にありきぬの宝塚女の君がわかき日
17
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粕春大君
少女らの笑みこだれつつ歩みけり不意の肘笠雨にそぼてど
22
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粕春大君
見はるかす青田に風の吹き来れば青海波とぞ聞こえたまひき
21
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加祢
あを山の色風にほひ田草敷く日をふりさけば峰雲の立つ
22
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粕春大君
望月を木の間にみれば鵺子鳥うら鳴く夜ぞ更けにけるかも
26
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浅草大将
ひた燃えて易くは散らぬ玉の緒の命ながらの線香花火
23
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たんぽぽすずめ。
しゃれ帽子斜めのままでウィンクをジュリーのように君よしてくれ
13
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聴雨
夕されば蜩いよよ侘びなきぬゆく七月に我が身重ねて
22
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芳立
蝉の音も御旨のままに流らへりあかねさす日の流通たたふる
9
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芳立
宵すずみ七いろ八重に九重にたれをとへとや花火さくらむ
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