詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
まあさ
束の間の 母の二度目の 青春は 川の流れの ようにさらさら
20
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みやこうまし
「そうなのか」と親しく返すあいずちの上手な君は会話の名手
24
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恣翁
風雅なる 樒の花の寂しげに 見る者だにも 顫へさすらし
22
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果禾緒
恋ならばこれは心変わりだね 雨が雪になる込みあがる刹那
7
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桐生賄
甥・姪を 抱っこし見たね 故郷の 夜空に咲いた 大輪の花
25
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夢士
久々に出会ひし友と酌み交わす酒にほろ酔ひ上弦の月
19
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コーヤ
咲く花の 心に想う ゆたけさが 春の陽射しに 増して輝く
24
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コーヤ
筆先に吾の気込めて書く文字の墨の香りで心落ち着く
24
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藤久崇
実を食みし 愛しき目白や なゆきそと とどめよ君も 八つのみ手にて
14
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沙久
交差点すれ違ったのは亡くなった君だと気付き名を叫んでた
21
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沙久
手放しで喜べないのに手放しで喜ぶ君と出会えた朝は
19
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沙久
待ってても骸になるだけそれならば牙無き我でも「進む」に賭ける
22
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ラベンダー
花咲ける 春の陽気が 生ならば 死へと向かいし 命またあり
20
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ラベンダー
今生きる 祖父の命の 期限知り 人目を忍び 声を上げ泣く
18
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へし切
うつせみの借れる身なれば何惜しむあふにしかへば恋ひは死ぬとも
21
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新座の迷い人
弥生入り 春の足音 傍なのに まだまだ寒い 暖かさ待つ
9
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藤久崇
祖と子に 弟兄妹背 睦まじく 世人に心 施す国たれ
15
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清泉幸春
老いてより後に訪むわが家は人にあるより野になるもがな
8
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林林
梅の花ついばむ鶯色の鳥ちょんちょん跳ねて枝から枝へ
17
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林林
雛まつり蛤ひらくを待ちながら少女の兄は卵焼き巻く
19
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