山桃のお気に入りの歌一覧
東大寺
私には 愛するものが 多すぎて 大事なものを 見つけられない
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東大寺
人の世の 不思議を一杯 詰め込んで シーラカンスの 眠りも覚めず
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東大寺
山里は 深く眠りて 霧の朝 白き世界に 浮かび来る過去
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東大寺
静けさを 手の平に乗せ 振り向けば 冬の気配に あざやかな月
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やすむ
懸命になくしたものを数えつつエクレアはんぶん未来に透かす
6
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やすむ
誘われてドアが開いた向こうには豪雨の暗い空港がある
3
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悠々
父よ父あの世とやらで逅えたならも一度あんたと喧嘩をしたい
14
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まるたまる
真夜中にひっそりと積もる雪のように窓を開けたら深々と言の葉
18
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久哲
寝転べば流星群は極大日 欠けた月など知ったことかよ
4
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浅草大将
降り頻かばやむを得ざりと我が宿に君こそよるの雨ぞ嬉しき
7
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ことり
サイフォンの沸きあがるまで堕天使はカナリア色の笑みを交わしぬ
7
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ことり
引っ掻いた虹の欠片が落ちてくる背中のファスナー下ろさるるとき
5
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ことり
冬星のひとつしずくの落ちて来し乳房のほくろなぞられていつ
8
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ことり
藪椿くらき淵へと傾り咲くきみの片方に魚身とならな
10
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ことり
曇り空もりあがりつつ雨よりもさびしき紺のゆうぐれがある
3
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光源氏
春の日の袖こそ匂へ梅の花ひとの心にあかれならむとも
14
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光源氏
花櫻ゆくへも知らぬ色も香もおぼろ月夜の夢のなずらひ
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詠人不知
飛べぬ夜に 鳥は飛翔の 風を受け こころを舞はす 漆黒の天
6
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詠み人知らず
豊かさに危機薄れゆく景色ほど知っておきたい消えないように
4
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詩月恵
冬銀河 迷子になった好きたちが見つけてほしいと瞬いている
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