山桃のお気に入りの歌一覧
百歌
桃染めは違うと言ひし塗り潰す深紅と呼んでこのわが恋を
7
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ケンイチ
名前さえ聞けずに過ぎるひとときが重なり滅ぶ2時間の恋
5
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falcon
山の端にたなびく雲の色染めて入り日に朱き遠方の空
16
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百歌
甘き白 雪に降る赤 輝きて頬にのる赤 我の唇
3
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詠み人知らず
わが想ひのせて飛び立つ飛行船ゆつくりのんびり何處へいくやら
6
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浅草大将
今日もまた硝子の靴を踏み割られ裸足で帰る最終電車
26
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庭鳥
柳の木素っ裸なる銀杏の木並んで揺れるお堀のまわり
5
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falcon
霜を置く籬に香る蕙草のくれなゐかなしまだき散りゆく
7
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詠人不知
壊道に 逐はれ絶へたる この道の 行方知るかや 野辺の土塊
4
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光源氏
わすれ草戀しき人を憂ふほど思ひはいづくしるべならざむ
22
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ことり
愛されて過ぎゆくひと日の残像となりたし桜の莟ふくめば
11
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只野ハル
揺れすぎる思いふでペンじゃ乱れて書けない受け止めてボールペン
7
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詠人不知
砧打つ 声を聞きやり 来ぬ月の 秋風に乗る 一片の情
6
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詠人不知
意に染まぬ 歌うたはねば済まぬ夜の 絶唱寒し 盛宴の街
8
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ことり
いっしんに遠き未来へ向かう船マラッカ海峡の月くぐりゆく
9
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ことり
芽吹く気配閉じ込めかねてけだる気に背伸びしている水楢の枝
8
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ことり
くづほるるやうに夕闇迫りくる走つてきたる人の背に
4
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悠々
図書館に新聞の音ざわめけりなすこともなき老人蝟集す
7
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庭鳥
振り向かぬ背を眺めれば水無瀬川突如溢れる涙川なる
9
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ことり
ロードミラーの奥に続ける空の距離だれも乗らない自転車がゆく
8
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