山桃のお気に入りの歌一覧
波江究一
しやぼん玉流れ來る方ふりむけば風やはらかに母と子のあそぶ
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波江究一
樂団は奏でて止まず水面に船起ち上がるその際までを
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波江究一
入り際の陽に鰯雲の色かくと告ぐればうなづきかへす縁先
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波江究一
殘暑ともいへぬ間野分の二三過ごしやうやく晴れて既に秋空
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山本克夫
ひかりある動物図鑑さいあいの人類が記される最期のページ
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山本克夫
日常からの帰り道は竹林に分け入って史上最強の竹刀を作る
4
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小原真琴
初雪の 白くつもるも つもらずも 君に見せたき 我が山里を
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只野ハル
思い引かれる悲しみの歌拍手できずにまた読み返して
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詠み人知らず
ただなぜか好いた理由は見つからず恋の不思議は霞むばかりに
3
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ケンイチ
溢れ出ることばのパレット僕に無い色に触れれば万華の絵巻
6
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詠人不知
月琴の 朗らかに君如何とす 李下小径の情変らじに
6
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浅草大将
風は鳴り雪の波立つ冬野辺に寄せ来る夏の海のまぼろし
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たんぽぽすずめ。
腹が減り食べて燃やせた星を捨て明日を見つむる命は揺らる
6
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たんぽぽすずめ。
幾重もの童を抱いて一本の椿の愛でる 雪の日待ちぬ
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悠々
いのちとはいったいなんだ涙とか糞しょうべんが出るシステムかい
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佐々一竹
影のごとく我に貼りつく過去を背に今日も歩けり明日も歩かむ
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光源氏
誰ひとり越えむうき世の逢坂の心を隱す夜半の月影
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青海波
降り積もる粉雪に爆ぜる松明の明々と照らす雅樂の響き青海波の調べ
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悠々
あたたかき冬のひざしは亡母のごとわが寒々の人生にそそぐ
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まき
増殖を続けるつもりの絶望をあなたはひたすらちぎって投げる
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